市で運営する公民館主催の「シニア向けスマホ講習」の受講をしてきました。
受講を申し込んだ理由は3つあります。

1.講師はどんな人なのか興味があり知りたいと思いました。
  メーカーSE?キャリアの技術職?ショップの店員さん?

2.スマホ初心者に覚えてほしい項目はどんな項目なのか知りたかったです。
 余計なことを教えすぎないために、悩みます。

3.Androidの良い点と良くない点を知りたかったです。

スマホを持ってない人には、貸出機があるとのことでしたので、そろそろ機種変を考慮中のiPhoneをカバンに隠して講習に行きました。
入り口で「スマホを見せてください」と言われました。iOSとAndroidの人は座る場所が違うようです。

「iPhoneですが、今日はAndroidを貸してください。覚えたいのはAndroidです」と言ってAndroid席に座りました。
驚いたことに、日本のスマホシェアとは違い、25人の受講者全員がAndroid席(スマホを持ってない人は3人)でした。

講師1人とアシストする人4人は全員近くのDocomoショップの店員さんでした。確かに初心者向けなら充分かもしれませんが、このショップは私も行ったことがありますが、知識レベルは初心者の少し上程度の人が接客していることがあります。

初めてiPhone5Sが出た時、指紋認証について説明している店員さんが、私の隣にいた人に「指を怪我したらどうするの?」と聞かれて答えられないでいました。このレベルの人達が教えに来ているので、難しい質問をするつもりはありません。

受講目的の1は果たせました。目的の2のために、最後まで質問もせず聞いていようと決めました。講師が話し始めると、いきなり気難しそうな爺様が(私も老人ですが、私より10歳位上の先輩老人です)「スマホってなんですか?それを最初に教えて下さい」

心のなかで、「それを知らずに受講に来たの?」と思いましたし、配布資料にはスマホって何?が最初に書いてあります。ググればわかることを質問する人を「ググレカース」といいますが、目の前の資料に書いてあることを質問する人は「ヨメヨカース」とでも言うのでしょうか?(なんてミキパパの考えた新語です。)

講習時間は90分。もっともたくさん時間を使ったのはカメラの使い方とグーグルマップの使い方でした。カメラではピンとをあわせたい位置でタップすること(iPhoneにも同じ仕組みがあります)。動画の撮り方、カメラの切り替えで自分を撮影する方法。鏡の代わりになると説明していましたが、自分の撮影は鏡とは左右が違うので、鏡のアプリを使うほうがベターだと思いながら聞いていました。

わからないことがあると、近くにいるサポート講師の人がすぐに近くに来てそっと教えてくれます。私は2度サポート講師の人にそっと質問しました。

一つは貸し出された富士通のアローズF01のOSのこと。8.1だったので「オレオ(8.1)は甘すぎるのでパイ(9.0)が食べたい」と言ってみました。通じなかったので「借りるなら9.0で覚えたいです」と言ってみました。これしかありません状態でした。

最後にした質問。資料にフリック入力を覚えましょうと書いてあり、その入力法が書いてあったので、「あ」を2度打ったら「い」になりました。設定の言語のところを見て探しましたがフリックオンリーにする設定が出てきませんので、質問しました。
答えは、設定がないとのこと。嘘だろう?そんな機械でフリックのことを書くなよと心で思いました。講習で文字入力時間をほとんど取らなかったのは、この所為かもしれません。
Atok

この言語設定をいじっているときに、初期設定の日本語入力がAtokだと知りました。ちょっと意外でした、アローズだけがそうなのか、日本製スマホだけがそうなのか私にはわかりません。私が先日書いたブログの入力を試してみました。

「きょう」で変換候補をさがしました。7/25は出ましたが他の候補はありませんでした。
いろんな方がブログやYoutubeで「Google日本語入力をインストールすると便利ですと書いたり、言ったりしてるのはこれだったのかと納得しました。
Google日本語入力では、「きょう」の変換候補は7月25日を始め、年月日表示など多くの日付の変換候補が出るそうです。

なぜグーグルが最初の入力方式で自社のものでなくAtokを採用したのか不思議です。
韓国や中国のものも、同じようにAtokなのでしょうか?わかる方がいらしたら、コメントを下さい。

マップについて、私は普段iPhoneでもGoogleMapを使っています。Appleの地図は駐車場の自分のクルマを探すときだけです。理由は渋滞情報がグーグルにしかないから。講習会でマップの説明を聞きながら、iPhoneのAppleの地図を操作していました。あらためて、地図はグーグルが使いやすいと実感しました。

というわけで、なかなか有意義な講習会でした。パイが食いたいなんて我儘言ってごめんなさい。文字入力はほとんど触れなかったので聞きそびれたことがありました。
Atokは2タッチ入力(ポケベル入力)に対応してると聞いたことがあるのですが、あの貸出機はどうだったのでしょうか?

シニアではiPhoneより圧倒的にAndroidが多いという実態がわかりました。おそらくMVNOは無理で、3キャリアとYモバイルとUQモバイルくらいまでなのでしょう。それ以外はショップが無いので今日の受講者さんたちには無理だと思いました。SIMの挿入やAPN設定はできそうにありません。

もしかしたら格安通信会社の初期設定代行サービスなんて事業に、ビジネスチャンスがあるかもしれないと思いました。
授業の終わりに、Android席には配布されなかったiPhoneの資料をいただきました。
コントロースセンター違う

コントロールセンターの画像が、古いです。
IMG_4977コントロールセンター
せめて資料くらい今の写真に直して欲しいです。

ということでツッコミどころ満載の講習でしたが、目的の大半は達成できたので、とても有意義な講習会でした。