写真同好会の仲間に花火大会に誘われた。
写真初心者の私にすべてマニュアルでしか撮れない花火を撮らせれば、少しは技術が向上するかもという親切心だろう。

佐倉の花火大会は有料。5人席が1万2千円。駐車場つきの券やシャトルバスの送迎付はもっと高い。
その5人席に4人で行ったから一人3千円。午後7時開始の大会だが混むので会場から徒歩30分ほどの駐車場に午後3時に集合した。

この駐車場も半分は駐車場付の券の購入者用につぶされてる。
ここにメンバー4人が集合して歩き始めた。3時半ころ会場に着いたがまだ入れない。喫茶店のような休む場所もない。会場の前の道路は5時から通行止めになるが、民間駐車場が呼び込みをしていた。
駐車場

軽自動車4千円、普通自動車5千円。
ここは8時半に終わっても9時過ぎまでクルマを出せない場所だ。

4時過ぎに会場に入った。広い会場にたくさん椅子が置いてある。地面には青いグランドシートが敷かれ、そこに座席番号が貼ってある。前日雨の所為で、シートは濡れていて泥があるから荷物は置けない。5つの席に4人で良かった。

椅子に座り、持参したおにぎりを食べ、開演を待つ。プロのDJが5時から放送を始めた。
ブラスバンドの演奏を聞きながら、ゆっくりと時が過ぎる。

現役のころ、こんなに長い時間じっとしていることはなかったし、機会があってもできなかった。
せっかちで待つのが嫌いだ。しかし、その日はなぜか悠々と流れる時に身を任せ、のんびりした気分でくれていく夕陽をみていた。

人生のたそがれとは、思わなかった。

そして・・・始まった。

最初は花火師が手に持つ手筒花火。髪が焦げても、靴が燃えても、手筒は放さないの心意気とか。
佐倉の風車の前で花火師が踏ん張った。
花火2


そして打ち上げ花火。
image2

初めてのバルブ撮影。レリーズをつけてシャッターを開ける時間を自分でコントロール。
10秒前後と教えられていたが、5秒でもいけるなどと思いながら次々と撮影していく。
image1

仕掛け花火と打ち上げ花火の競演。
花火1

風車の先の水面の花火。

今回良かったのは、レリーズを使っているので花火を肉眼で見えたこと。
カメラのレンズを通してみた花火はひとつもなかった。

困ったことは、花火によって高さと打ち上げ場所が違うために、うまく画面に入りきれない花火が多かったこと。同伴者は広角を使って広い範囲を撮影していた。私は広角を持ってないので、標準で撮っていた。

初めての花火撮影。次はもっとうまく撮れるようになりたい。