先日ジョイフルホンダののフードコートにある幸楽苑(ラーメン屋さん)で飲食した時のこと。

路面店の幸楽苑は、入店してからフロア係りの従業員が注文と運びをやってくれるが、フードコートのこの店は最初にレジで注文して金を払い、しばらく待って出来上がったものを客が取りに行く方式だ。
暇だからレシートを見て疑問に思った。
幸楽レシート

妻と二人分を注文して、金を払ったのは割り勘ではなく私の財布からだったせいだろうか、レシートの客数が一名となっていた 。
ひとりで中華という名前の醤油ラーメンと味噌ラーメンを 喰い、そのひとりがコーラとアイスコーヒーを飲むと考えたのだろうか?

だとしたらこのレジ係りは、相当機械的に作業していて何も考えていない。
普通この手の店の客数はレシート発行枚数だから、わざわざ客数を入力するのは、何人で食べるのかを把握するためだ。 

このレシートの場合は、確かに客数一名の可能性もあるが、最大値は4名。この場合はおなかが空いていない2人とラーメンを食う2人。素直に考えれば2名と考えるのが普通だと思う。

この客数とかレシート枚数を、本部は分析して次のメニュー開発などにつなげるための数字だから、レジの担当者にその意味と正しい入力を教育しておかないとこういうことになる。

それにしても、セルフ販売のフードコート内幸楽苑と、フルサービスの路面店の価格が同じとはおそれいった。おまけに路面店では必ずおいてあるテーブルごとの水やティシューもフードコートではおいてない。

なんだかぼったくりのような気もするが、それならセルフ販売はいくら安くすべきか、考えてみた。
幸楽苑の決算情報では人件費が掲載されていないが、経常利益3%くらいの会社なので 、F(食材費)+L(人件費)が55%くらいの標準的な会社だとすると、食材20%程度として35%くらいか。

路面店でホールとキッチンの人件費率がイーブンとすると。人件費は半分強でおさまるだろうから フードコートの場合は20%くらいになるだろう。
結果として15%くらい安くしても良いのではないだろうか?
下げなければ、その分丸儲けだろう。

なんてことを、私のような一般的な客はラーメンを喰いながら考える。 
そういえば同じフードコートにリンガーハットが入っている。
この店も路面店と同じ料金だ。

このリンガーハットは、逆に路面店の注文方式をセルフ方式に変更した。
フードコートの出店強化政策を進めている会社だから、この方がいかに儲かるかに気が付いているのだろう。

どちらの会社も、利益を客に還元するなんてことは、考えないのだろう。