3月6日に北朝鮮が発射した4発の弾道ミサイルについて、安倍首相はそのうち3発がEEZ(排他的経済水域)に着水したと発表した。
NHKニュースでは、4発の内3発が排他的経済水域に落下したと報道していた。
アナウンサーは落下と表現し、解説で呼ばれた記者は着弾と表現した。 
菅官房長官の会見では落下したと表現していたので、報道各社はみな落下したと表現したのだろう。
菅

ミサイルが着弾したことを、落下したとは普通言わないような気がする。

落下したと言う表現で連想されるのは、どこかを狙って発射したミサイルが根例の場所には届かずに海中に落ちたイメージだ。
着水したいう表現や着弾したという表現は、狙った場所にあたったかもしれないし、そうではないかもしれないというイメージがわく。

落下したと言うのは、北のミサイルの脅威を過小に評価させる意図を持った報道のように思える。
ミサイルはたしかに空から降ってくる。最初の数分間加速したあとは、砲弾のように慣性で飛行し、大砲の弾のように着弾する。空から落ちてくるので、「落下した」と言う表現は間違いではなく、正しい。
それでもミサイルについては、着弾もしくは着水という表現を使って欲しい。
落ちたのではなく、飛んできたのだ。