ザ・コンサルタント(原題は会計士を意味するThe Accountant)を楽しく観てきた。

インドネシアの格闘技シラットの達人、1.5kmの長距離射撃が100発100中、自閉症の会計士のお話。
組織のボスが、部下の横領を疑ったときに帳簿を調べることができる口の堅い男を必要となる。
それが主人公の職業。

コンサルタントという邦題は、アカウンタントではわかりにくいと思ったのだろうが、主人公は悪の組織のコンサルタントではなく、悪の組織の経理も、普通の企業の経理も見る会計士の仕事をしている。

それはさておき、今年おもしろそうな映画の予告編をたくさん見た。
そして輸入が嫌いなトランプさんのことを思い出した。おもしろそうな映画はアメリカだけではつくれない。

まず今日から始まるドクターストレンジ。主役のベネディクトカンバーバッチはイギリス人。
アメリカ人の労働機会をイギリス人が・・・。

マグニフィセントセブンは、メンバーの中に韓国人のイ・ビョンホンが出ている。
原作は七人の侍であり、荒野の七人のリメイクだから原作も日本から輸出したことになる。

なんてことを考えながら予告編を見ていた。
外国人を働かせたくないトランプさん。
ジェイソン・ステイサムや、ドニーイェン(ローグワンやトリプルX再起動)がハリウッドで働いてますよ。

攻殻機動隊も原作は正宗士郎だし、主役はアメリカ人のスカーレット・ヨハンソンだが、タケシが長官で出てい
る。

ハリウッドは世界中から原作を集め、俳優を集め、監督を呼んできて映画を作っている。
もはやアメリカ人だけでは映画を作れない。
映画も96時間シリーズはフランス映画で、配給がハリウッド。

輸入しないことと、アメリカ人以外に働く場を与えないことだけが政策なら、ハリウッド映画は衰退する。
音楽だって、イギリスやカナダのアーティストがたくさんアメリカで活躍しているが、アデルやビートルズやセリーヌディオンに高い関税をかけるのだろうか?