三菱自動車の燃費不正操作のニュースを見たとき、驚いたというより、やはりこの会社らしいと思ったのは私だけではないと思う。

本来は2度のリコール隠しの時に、世の中から消えているべき会社だったと思うのだが、三菱重工と、三菱商事と東京三菱銀行が資本増強して生き残らせた。たしか6千億円くらい出資したのではなかったか。
それが間違いだったのだ。

しかしそれだけではこの会社は生き残ることはできなかった。車を買った人がいたからだ。
今回の不正の対象のクルマは65万台。そのうち50万台近くは日産ブランドなので三菱とは知らずに買ったのかもしれない。しかし10万台強は三菱ブランドをあえて買ったのだ。今は後悔していると思うが、買ってしまったものはしょうがない。もう二度と三菱自動車を買うことはないだろう。

不思議に思うことがひとつある。
社長の記者会見は20日の17時だった。株式市場はしまったあと。
それなのに、20日880円くらいだった株価が底値714円、最終730円まで下がったのはなぜ?

21日に20%のストップ安は理解できる。
20日に株を売り抜けた人、どういう人たちだろう?
なんだか不思議に思う。

いずれにしろこの会社、不正が当たり前の会社なのだろう。
内部告発で明るみに出たなら、まだ救いがあったが、OEM供給先の日産からの指摘でわかったというのはひどすぎる。そう考えると、発表の時期も、地震のニュースに紛れて目立たない時期を選んだのではないかと疑いたくなる。

燃費が不正ということで、エコカー減税も、対象外だった可能性が高いという。
65万台の減税分っていくらなんだろう?
三菱自動車はそれも払うと言ってるが・・・。重加算税ってやつも払うのだろうか?
ekスペース