11月30日はカメラの日。1977年のこの日、小西六写真工業(現:コニカ)が、世界初の自動焦点(オートフォーカス)カメラ「コニカC35AF」を発売した。愛称は「ジャスピンコニカ」、2年間で100万台を生産したほどの大ヒット商品だった。

自動焦点なので、バカチョンカメラと言われたのだが、バカチョンという言葉が差別用語 だということで、
いつのまにか、だれも使わない言葉になった。
バカチョンのチョンが朝鮮を意味するからだという解釈があり、禁句になったのだろう。

ところが良く調べていくと、バカチョンというのは、そういう差別用語ではなく、もっと由緒正しい日本語らしいのだ。

もともと日本には、ばかでもちょんでもという言葉がある。
ちょんは、半人前のことで、芝居の終わりに打つ拍子木のちょんという音に例えた言葉。
つまり、ちょん=朝鮮人の蔑称ではなく、日本古来から使われている言葉なのだ。

それとは別にバカチョンカメラの語源に、別な説がある。

アメリカでは「休日に気軽に持ち出して使えるカメラ」簡単なカメラを= Vacation Camera と呼ぶことがある。
バケーションを、ローマ字読みするとバカチョンとと読める。
休日に気軽に使って欲しいバケイションカメラ。それがバカチョンカメラの語源とする説。

差別への過剰反応で、言葉が消えるなら、寂しい限りだ。

さて、明日から12月。今月もつたないブログを読んでくれてありがとう。
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